LONDON COLUMNING

ロンドンから音楽事情を発信していきます。音楽以外もたまにはね。

【GIG】12/13 Two Door Cinema Club@O2Arena


TDCC - London O2 Arena NOW ON SALE! - YouTube

ロンドンの寒さとセントラルヒーティングよる室内の乾燥にやられて完全に風邪をひいてしまい、一時は行かないことを検討したが、さすがに30£をドブに捨てるわけにはいかないのと、この煽り映像を観て、無理矢理テンションをあげていつもよりかなり厚着をして寒空の中、会場に向かう。

会場はジュビリーライン(灰色)のノースグリニッヂ駅が最寄りのO2Arena。ロンドンの南東に位置するこの会場は日本で言うなら都心からの距離的にも会場の規模的にも埼玉スーパーアリーナくらいの立ち位置かと。そして会場に向かう途中ロンドンらしいアクシデントが発生。ジュビリーラインに乗り換えてから全く電車が動かない。しかもこのO2Arenaに向かう代替案は全然ないという始末である。おそらく同じGIGに行くであろう佇まいの若者の多い電車の中で30分くらいスタック。ロンドンで行ったことのない会場に向かう際は、なるべく時間に余裕を持っていった方がいいことを改めて実感した。ということで気を取り直して会場に到着。

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今回はGIGS AND TOURSというサイトでチケットを購入。今回はデジタルチケットの受け取りができなかったため、購入番号と購入時に使用したクレジットカードを忘れず持参しなくてはいけない。会場外にあるチケットボックスにて名前を伝えると、すぐにチケットを手渡しでもらうことができ、急いで中に入ると既に会場は満員。

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ではこの巨大なO2Arenaについて少し紹介したい。座席を大きく分けると3種類。スタンディング(黄色)、Level1と呼ばれる中1階席(青色)、Level4と呼ばれる2階席(赤色)。ちなみに今回のGIGでは中1階席と2階席の値段は同じなので、できれば早めに中1階席を予約した方が断然お得。そしてかなり縦長の会場なので、正面よりも横の席を確保した方がベター。

 

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今回は2階席(405)からの観戦であったが、全体を見渡すことができて爽快感はあるもののややアーティストとの距離は遠く感じた。ただし日本と違って、遠い席(座席指定)でも隣でガンガン外国人は踊るので臨場感は勝手に演出してもらえる。

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というわけでGIG開始。「ここロンドンで、多くの人の前で、演るのが夢だった」とAlex(メンバー3人の出身は北アイルランド)がMCで語り、頭から代表曲で一気にたたみかける。色んなメディアで生意気なことをよく言うAlexだが本当にロンドンのO2Arenaを満員にして演奏できる喜びを噛み締めているロック好きの少年のように見えて今日はとても可愛いらしく見えた。やはりロンドンは色んなアーティストにとっての憧れの場所であり、ロンドンで色んなライブを観られることに改めて幸福を感じた。
GIG自体は1時間半程度と、短時間で終わってしまったが、それが個人的には好印象だった。徹底的に無駄を排除して、彼らが今できる最高のパフォーマンスをシンプルにやり抜いていた。最高の舞台で自己満足に浸らずに、質で勝負しにきた印象。

この夏は、より洗練された彼らをLatutude Festivalで観られると思うと、すでに夏が待ち遠しくなってきた。

 

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