LONDON COLUMNING

ロンドンから音楽事情を発信していきます。音楽以外もたまにはね。

【GIG】フジコ・ヘミング@CADOGAN HALL 3/22(SUN)

http://instagram.com/p/mIBINphXoS/

こんな僕でもロンドンでクラシックのコンサートに行けるのか

たまたま友人に誘われて柄にもなくクラシックのコンサートに行ってきました。フジコ・ヘミングのピアノリサイタル。場所はロンドン中心地からやや南西にあるCADOGAN HALL。最寄り駅で言うとのCircle/DistrictラインのSloan Squereから徒歩3分くらいのところにあります。この街は降りたところからPosh(イギリス人がよく使う治安がいい、高級みたいな言葉)な感じが伝わってきます。そして駅からも見える場所にある会場が上の写真。普段はDodgy(Poshの反対)なエリアでばかり行動しているので、ちょっと気がひけてしまいましたが、周囲の人も割とラフな格好で会場に向かっている姿を見て少し安心。友人がチケットを取ってくれていたので、そのチケットをチケットボックスでピックアップ。コンサート、ミュージカル、ライブなどではこのシステムは一般的でインターネットで予約しておくと、チケットを会場に取置いておいてくれる仕組み。ただしこの方式でチケットを購入した場合には利用したクレジットカードを持参することをお忘れなく。というわけで今回はこんなクラシック素人の自分でもクラシックコンサートに行って平気なのかを検証してきました。

いよいよ会場に入ってみる

会場につくとコンサート会場に入る前に「ちょっと優雅に軽く一杯」的なエリアがあります。貧乏人の僕はここの雰囲気だけ堪能してすぐ会場へ。

http://instagram.com/p/mIBDo9hXoH/

本日のプログラムもここで頂けます。

http://instagram.com/p/mIBUHwhXoc/

大きな会場にピアノが一つ。

http://instagram.com/p/mIA_D5BXoA/

 そしていよいよ開演。下北の星!フジコ・ヘミング登場。

http://instagram.com/p/mIA6KFBXn1/

 結論:クラシックコンサートはそんなにハードルの高いものではない

というわけで2時間強のコンサートに参加してみましたが、普段行っているライブ(ロックやヒップホップやポップなど)と作法が違うところも少しありましたが、基本的には音楽が好きという人であればクラシックのコンサートは想像していた倍くらいは楽しめるものなんだということが分かったことが今回の最大の収穫でした。服も一応襟付きのシャツとかを着ていってみましたが、特に周りがゴージャスすぎるということもなく、普通に楽しく過ごせました。(もちろん着飾っている方もいらっしゃいましたが)

コンサートの内容に関してクラシック素人の僕がなんだかんだ言うことはここでは控えておきますが、観客の視線を一手に浴びながらピアノ一つで観客を魅了する姿は「狂気」に似たものを感じました。名前は知っていたし、何なら10年くらい前に当時のレコード屋の同僚や先輩達と下北にある彼女家の前で「ヘミングー」と叫んだことを後悔した夜でした。せっかくヨーロッパにいるので、これからはクラシックもしっかり堪能したいと思います。クラシックでも、ロックでも、ポップでも、とにかくこちらに来て感じるのは彼ら(イギリス人)の中に音楽というものが染み渡っていて、生活の一部として機能しているということ。音楽は別に特別な何かではない。普通のこと。非日常でもなく、何なら日常の延長ではなく、日常そのものなんだと思います。

最後に告知。というより会場でチラシをもらったので代わりに告知してみます。来月12〜14日に上原ひろみが同じ会場でコンサートを行うそうです。既に一番安いチケット(下記サイト参照)は売り切れてしまっているようですが、まだチケットに残りがあるようなので是非参加してはいかがてましょうか。フジロック以来の上原ひろみに期待して今月も頑張ります。
http://www.cadoganhall.com/event/hiromi-the-trio-project/

あと彼女の先日のブログが鬼気迫るモノがあり、読み物としても価値あるものだと感じたのでリンクを貼っておきます。

上原ひろみOfficial Blogより 「長い長いメキシコへの旅」14/3/25

http://www.hiromiuehara.com/message/2014/003328.html

http://instagram.com/p/mIBvQcBXo8/