LONDON COLUMNING

ロンドンから音楽事情を発信していきます。音楽以外もたまにはね。

Grimm Grimmレコ発ライブ@cafe OTO

http://instagram.com/p/tIAIGXBXkI/

書くという仕事をしているとつい記録した気持ちになってしまうので、自分のブログというものを疎かにしがちである。なんたって前の更新は一ヶ月前。フェスシーズンも終了したので、ちゃんと更新していこうと思います。秋から冬にかけてはクラブやライブなどフェスシーズン中には参加できなかったイベントや場所に出かけていきたいと思います。ついでに夏に行ったところもちらちら書いてきたいと思います。

 見えない狂気、Grimm Grimmをロンドンで目撃した

というわけで昨日行ってきたのは「Grimm Grimm」のレコ発ライブ@cafe OTO。「Grimm Grimm」はロンドンをベースに活動する日本人Koichi Yamanohaによるソロプロジェクト。ジャンルで区分するのは難しいのだけど、アシッドフォークとかサイケフォークみたいな言葉が割としっくりくる。初見では青森のひろやーと似た印象を受けたけど、もう少し繊細な印象を持った。ひろやーが「見える狂気」なら、彼は「見えない狂気」が武器だと形容できるかもしれない。ライブにはBO NINGENのメンバーがサポートに入るなど、これからのロンドンでフォローしておかなければならない存在であることは間違いない。コラボしているからとかではなくて、BO NINGENの音源を聴くときとある同じ感覚を受けた。それはやはり「同じ時代(世代)に日本で生きて、同じような外国の音楽、日本の音楽を聴いてきたからこそ出せる音」だということ。そしてテクニック云々ではなくて「曲をかける天才」というのはたまに存在するということ。

ライブが終わってからずっと「Kazaga Fuitara Sayonara」をリピートして聴き続けている。モヤっとしたロンドンの秋の天気にこんなにしっくりくる音楽なんて今この瞬間においてはこの曲しかないのではないかと思う。9月はライブが続くようなので、できる限り足を運んでみようと思う。

http://www.grimmgrimm.com/

本日遊びにいってきたカフェオトは東ロンドンダルストンにあるカフェ。昼間はカフェだが夜にはバー&ライブスペースに。オーナー(奥様)が日本人らしく日本のアーティストも多くここでライブをしている。カウンターには灰野敬二のポスターが貼られている。ついこないだもchibo mattやオノヨーコなんかがここでライブをしていた。よく行くカフェのうちのひとつ。ロンドンにお越しの際は是非。

Cafe OTO